Step 5 構築・導入段階
発注先も決まり、やっとシステム化プロジェクトがスタートします。
この段階では、概ねベンダーが主導権を握り進行していきます。
とは言え、プロジェクトが進行するにつれ、貴社内で調整しなければならない事や、貴社で判断をしなければならない事などが、多々出現してまいります。
業務ルールの改定など、ベンダーでは決められない事項です。
プロジェクトを停滞させないためにも、貴社のプロジェクト・オーナーなりプロジェクト・マネージャは、常にプロジェクトの状況を把握し、適切な措置を適時施さなければなりません。
つまり、ユーザの関与度合いがプロジェクトの成否の鍵を握っている、と言っても過言ではありません。
しかし、貴社の独断でプロジェクトを進めることも出来ませんので、下記留意点についてベンダーと意見調整しながらプロジェクトを円滑に進めるよう務めてください。
※本工程はベンダーにより、又は、開発手法により異なりますのであくまでも一例として捉えてください。
- スケジュール/各種計画の確認、調整
- 調査・分析工程での貴社の関与方法
- 基本設計工程での貴社の関与方法と設計内容の確認方法
- 詳細設計工程での貴社の関与方法と設計内容の確認方法
- 製造工程での貴社の関与方法と製造物の確認方法
- テスト工程での貴社の関与方法と製造物のテスト方法
- 移行工程での貴社の関与方法とデータ移行、新システムへの移行方法
- 仕様凍結手順
- 検証方法
ポイント
- ユーザの関与度合いがプロジェクトの成否の鍵を握っています。
積極的にプロジェクトに参加し、常に状況を把握するようにしましょう。 - システム化はユーザとベンダーの協働プロジェクトです。
ベンダーにやらせているという感覚から脱皮し、ベンダーにシステム化を手助けしてもらっているという感覚で接することが大切です。
当社は、顧客の立場に立ち、IT化・システム化戦略の企画・立案および推進、課題解決をご支援させていただいておりますので、お悩み事やお困り事をお持ちのユーザ企業様、お気軽にご相談ください。