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システム検収の結果、不具合だらけで差し戻し

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クライアント(A社)のシステム更改プロジェクトでの話です。

システム企画、ベンダー選定、システム開発と順調に段階が進み、ほほ予定納期通りにシステムが納品されてきました。

受入検証のためのシナリオも作り終わり、受入検証を始めようとした矢先、クライアント(A社)の担当者が他の業務で全く手が空かず、予定通りに受入検証が進みません。

ということで、急遽、私が受入検証を行うことになってしまいました。。。

予め検証シナリオを用意しておいたので、テストそのものは混乱しませんでしたが、想定以上のバグの嵐!

それも、これはどうみても単体テストレベルで潰せてなければならないバグが頻発するではないですか!

そもそも、パッケージシステムに一部機能を追加/カスタマイズしたシステムだったので、品質的にそれほど問題は出ないだろうと思っていましたが、期待はずれの結果に愕然としてしまいました。

さすがにこれ以上検証を進めることができないと判断、ベンダーに『 品質に問題あり 』との結果を伝え、差し戻しとさせていただきました。

ベンダー側も大慌て!

と言うのも、カスタマイズしていない箇所でもバグが頻発していたため、納品されたシステムの再テストに留まらず、ベースとなったパッケージシステムそのものの品質チェックも行うことになりました。

受入検証を再開するまでに約一ヶ月掛かりましたが、ほぼバグが解消された事を確認し、無事に受入検証が完了しました。

結局、本稼働が約二ヶ月遅れとなりましたが、システムの品質を考えると止むなき判断だったでしょう。

納期を重視するあまり、品質確認を疎かに本稼働へ突入するユーザ企業もありますが、仮に、あの状態で本稼働に突入していたら、完全に業務が停止していたでしょう。

システムのでき具合を判断し、本稼働すべきかどうかを見極める事が大事です。

当社は、顧客の立場に立ち、IT化・システム化戦略の企画・立案および推進、課題解決をご支援させていただいておりますので、お悩み事やお困り事をお持ちのユーザ企業様、お気軽にご相談ください。

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