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相変わらず技術者がいたら紹介して欲しいとの相談が舞い込んできます

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システム開発会社の知人より、技術者がいたら紹介して欲しいとの相談が舞い込んできます。

新規の開発案件を積極的に獲得したいとの想いとは裏腹に、技術者がいないので積極的に案件を取りにいけずジレンマに陥っている会社が結構多いようです。

また、新規の案件を獲得したのは良いけれど、社内には対応する技術者がいないため、人手不足で困っている会社も結構多いようです。

そうなると、まずは協力関係にある同業者へ打診し、技術者を調達しようとします。
協力会社でも人手がないと、同様に同業者へ打診し、技術者を調達しようとします。

こうして『案件情報』なるものが飛び交う様になります。

そうすると面白い事に、同じ案件で条件(SEなりPGの単価)が違う 『案件情報』 が手元に届くことがしばしばあるのです。

単純に考えれば 『経由した会社数』 によって条件が違うと言う事であり、経由した会社がそれぞれにピン撥ねをするという事です。

ユーザ企業と直接接点を持つより、大手ベンダーとの接点に営業フォーカスを当てている会社の方が圧倒的多数である実情を考えると、仕方のない 『仕組み』 なのでしょうか。

でも、この『仕組み』でピン撥ねされるお金は、ユーザ企業が負担しているんですよね。


前振りはこのくらいにして、先日何年かぶりに 『技術者面談』 に立ち会いました。

これは 『案件』 に対して 『候補技術者』 が適応できるスキルを持っているかどうか、元請ベンダーが確認する面談です。

何故立ち会ったかと言うと、たまたま 『案件を獲得するために技術者が欲しい』 という知人からの相談と 『2ヵ月後に仕事が途切れる技術者の仕事を探したい』 という別の知人からの相談が同時期に寄せられたからです。

紹介するだけという前提で、当日立会い。

私もシステム開発会社の役員をやっている頃は、『案件を得るため』 『技術者を集めるため』 に技術者と面談したり、自社の技術者を面談に行かせたりとしていたので全く違和感はありませんでした。

しかし、ユーザ企業に対するシステム企画支援/システム調達支援/プロジェクト監理支援を中核サービスとして提供している現在、IT業界の実態に久しぶりに触れ、憂う気持ちで一杯でした。

最後に 『技術者が欲しい』 との相談を持ちかけた知人から、当たり前のごとくピン撥ね話をしてきましたが、私のポリシーに反するため、丁重にお断りいたしました。

当社は、顧客の立場に立ち、IT化・システム化戦略の企画・立案および推進、課題解決をご支援させていただいておりますので、お悩み事やお困り事をお持ちのユーザ企業様、お気軽にご相談ください。

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