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システム導入で失敗が多いのは何故(その2)

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そもそも『システム』とは何なのでしょうか?

私は『システム』とは、
■ 広義の意味として、事業活動全般の構造であり、即ち経営そのものを指す
■ 狭義の意味として、ずばり『コンピュータシステム』を指す
と定義しております。

この定義を前提に、システム開発とは単にコンピュータシステムの開発に留まらず、事業活動の目的を達成するために、如何に有効且つ効果的にコンピュータを利活用するかが本質と考えております。

即ち、『コンピュータ化する部分』と『コンピュータ化しない部分』を見極めると共に、全体を上手く融合し、如何に経営/業務に寄与する『仕組み』を作り上げるかが大切なのではないでしょうか。

『コンピュータシステム』は、事業活動の目的を達成するための道具なのです。
目的があるからこそ、その為に必要な道具があるのではないでしょうか。
市販の道具であれ、自分専用にあつらえた道具であれ、どんなに素晴らしい品質の道具であっても目的を達成できない道具は無用なものではないでしょうか。

どの様な道具が欲しいのか = システムの要件定義

システムの要件定義が、システム開発の成否の鍵を握っていると言って過言ではありません。

では、要件定義はユーザ企業とベンダ企業のどちらの責任で行うべきでしょうか?

基本的には、要件定義の最終責任はユーザ企業にあるはずです。

しかし、この要件定義を疎かにしていたり、ベンダーに丸投げしてしまっている企業が結構見受けられます。

ユーザ企業はシステムを使う側。ベンダーはシステムを作る側。
ベンダーの質(こんな表現をすると怒られそうですが)にもよりますが、大半のベンダーは『お客様から言われたこと』をコンピュータシステムとして作り上げ、そのコンピュータシステムを導入することが最終目標なのです。

要件を示さないということは、あやふやな状況でシステムを作るということです。

要件定義をシッカリ行っても失敗確率の高いシステム開発。要件定義を疎かにすると、ほぼ確実にシステム導入に失敗するでしょう。

当社は、顧客の立場に立ち、IT化・システム化戦略の企画・立案および推進、課題解決をご支援させていただいておりますので、お悩み事やお困り事をお持ちのユーザ企業様、お気軽にご相談ください。

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