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ユーザ企業の大半は各ベンダーからの見積額の『差』 について驚かれます

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これまでに数社のシステム調達の支援を行ってまいりましたが、各ベンダーより示される見積り費用の 『差』 について、皆さん驚かれるようです。

提示した提案依頼書(RFP)に基づき、各ベンダーより提案書が提示されるのですが、そこに記載されている見積額を比較したとき、

A さん

何故こんなにも金額差があるの ????

その差に驚きを隠せないようです。

ましてや、安い見積りを出してきたベンダーであっても、提案依頼書(RFP)で提示した要件は全て満たしているとなると、もう理解不能のようです。

でも、これがシステム開発の実態ではないでしょうか。

実例として、

『A社では』
一番安いベンダー 4,700万円 / 一番高いベンダー 2億円
その差は 1億5,300万円
『B社では』
一番安いベンダー 6,900万円 / 一番高いベンダー 2億2,000万円
その差は 1億5,100万円

確かにこれだけの差があると、何で? と思いますよね。

提案内容が提案依頼書(RFP)の要求事項を網羅していないのであれば論外ですが、全てを満たしているとなると、本当に理解不能のようです。

★ベンダーの単価の違い
同じ工数が掛かるとしたら、単価の高いほうが当然費用は高くなりますね.

★システム開発基盤の違い要求事項を網羅したシステムを、効率的に開発できる資産(パッケージなど)があれば、当然費用に影響が出ます。
当然、一からシステムを開発しなければならない会社は、自ずと工数も掛かるので、費用は高くなりますね。他にも事情はあるでしょうが、その都度状況は違いますので、一概に 『こうだから』 と言い切れないのが実情です。

ただ、システム開発費を低く抑えて、運用サポートなどで回収しようと目論んでいる場合もあります。

そこで確認するのが『一時費用(開発)』と『月次費用(ランニング)』5年レンジで費用を積み上げてみると、総額で逆転なんて事もあったりします。システム開発費が安いからといって安易に発注先を決定すると、後でしっぺ返しを食らう事もあるので要注意です。

ベンダー共通の見積り算定基準があるわけでもなく、各社とも自社の基準に基づいて見積り算定するわけですから、見積額に差が出るのは当たり前です。

また、提案するシステムをどの様に構築するかによっても、掛かる工数が変わりますので、見積額に差が出るのは当たり前です。

結局は、ユーザ企業は提示された提案書および見積額を多面的に読み取り、どう判断するかしかないでしょう。

ちなみに、A社とB社が最終的にどのベンダーに決めたかというと、一番安いベンダーではなく、一番適切なシステムを提案してくれたベンダーでした。

『適切』 なベンダーを選定するためには、ユーザ企業が

『提案依頼段階でどれだけシッカリと事前検討したか』

に依ると思います。

当社は、顧客の立場に立ち、IT化・システム化戦略の企画・立案および推進、課題解決をご支援させていただいておりますので、お悩み事やお困り事をお持ちのユーザ企業様、お気軽にご相談ください。

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